会長訪問

誠心誠意をモットーに時代の変化に惑わされない会社を目指す

身体を動かし元気に

会長の趣味を教えてください。

　身体を動かすのが好きで、ゴルフはもう40年近くやっています。ゴルフの競技そのものも楽しいですが、コースを回りながら会話もでき、人間関係や仕事にも生かせますね。若い時はもちろんですが、特に50代の頃、兵庫県印刷工業組合の理事長を10年間務めさせていただいたことがあり、全国の連合会で年配の理事長の皆さんにかわいがっていただきましたが、それもゴルフでご一緒できたおかげと思います。
　また当社には野球部があった時期もあり、その頃は社員と一緒に楽しみ、野球を通じてコミュニケーションも深めました。今は東灘区のロータリークラブのチームに入っています。年に一度だけ甲子園球場でロータリークラブの親睦試合があり、皆これを楽しみにしているんですよ。私もピッチャーとして甲子園のマウンドに立つことができ、その時は感激しました。
　ジョギングは若い頃からずっと続けています。フルマラソンにも挑戦し、10年ほど前の第1回神戸マラソンの時以来、関西各地の大会で8回走り、全て完走しました。今はマスクをしながらではマラソンもできないので、足腰が弱らないように、週末に自宅の裏から摩耶山山頂まで山登りをしています。ジョギングは週末のほか、週に2回ほど仕事が終わった夜に走っています。筋トレも自宅で1日おきにしています。続けるのは大変ですが、やはり身体の調子は良いですし、「元気ですね」と言われると嬉しいものです。

笑顔を忘れずに

モットーとされているのは何ですか。

　私は社会人になった当初、当社のメインクライアントのコープこうべで地域担当の配達営業の仕事をしていました。組合員さんである主婦の方々と接する中で、誠心誠意接していれば信頼していただくことができ、どんなときも良い方向につながると思うようになりました。その気持ちは社長になってからも変わっていません。年齢を重ねた今は、誠心誠意に加えてどんなときも笑顔でいたいと思っています。
　印刷業界はこの20～30年でデジタル化の波を受け、とても厳しい状況にあります。当社は印刷するだけではなく、広告・販促を企画提案していくので、その点が強みだと思っています。またデジタル化の波に乗り遅れないようウェブ事業も手掛け、サーバを設けてデータ管理も行っています。撮影スタジオを備えるほか、平成30年に創業地の東灘区から本社機能をポートアイランドに移し、翌年にはデジタル印刷・デジタル加飾のできるラボを新設しました。時代の変化に対応していくのはもちろん、デジタル進化に惑わされないような印刷会社でなくては会社として継続していくことはできません。そのための設備であり仕組みです。

では最後に、納税協会の会長としての課題と抱負をお願いします。

　芦屋納税協会の管轄である芦屋市と神戸市東灘区には、高級住宅地の六麓荘や日本を代表する酒どころの灘五郷があります。阪神・淡路大震災の後から会員が減少しており、これをいかに食い止めるかが課題です。会員が増え、会員活動自体が地域の社会貢献にもつながると思い、会員拡大委員会も設けて取り組んでいます。
　納税協会では異業種間の交流ができるので、こうしたメリットをどんどん打ち出していきたいと思います。特に青年部会では、他の納税協会との異業種交流が活発に行われています。さらに、会員が講師となって小学校での租税教室を行っており、毎年好評をいただいています。今年はZoomを使って遠隔授業を行いました。
　今後も活発な活動を目指し尽力してまいりますので、よろしくお願いいたします。

本日はありがとうございました。