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会長訪問

「一歩後退して二歩後退するなかれ」
失敗を乗り越えバネにしながら進む

園部納税協会 会長
笠浪株式会社 代表取締役社長

笠浪 正員氏

昭和19年生まれ。昭和44年笠浪㈱入社、専務取締役就任。
平成2年より現職。京都府警察官友の会南丹署評議員、南丹船井防犯協会副会長。園部納税協会においては平成6年より理事、平成14年より副会長、平成26年より現職。平成19年財団法人全国防犯協会連合会より防犯栄誉銅賞受彰、近畿管区警察局長近畿防犯協会連絡協議会より防犯功労者賞受彰、平成21年京都府警察本部長感謝状受賞、大阪国税局長納税表彰など受賞歴多数。

笠浪株式会社
設立 昭和44年8月19日
資本金 3,000万円
従業員 17名
営業品目 建設・建築資材全般(鉄鋼及びその加工製品他)の販売
拠点 本社(京都府南丹市)
福知山営業所
宮津出張所

人間関係が広がる

会長の趣味は何ですか。

ゴルフを続けています。今はなかなか時間がなく、月に1~2回まわる程度ですが、若い頃にはかなりの頻度で行ったものです。ゴルフを通して多くの方との出会いがあり、良い経験をさせていただいたと思っています。もちろん仕事でお付き合いのある方とも親交を深めることができましたし、学生時代に共に野球に励んだ仲間たちとも、ゴルフを通じていまだにつながっています。今は若い頃のようには上手にまわれませんが、やはりゴルフを楽しみながらお付き合いを大切にしていきたいですね。

公職でもお忙しくされているのですね。

警察協議会の役職についていたこともあり、現在も防犯協会などに携わっています。
微力ではありますが、自分ができる範囲のことは努力していかなくてはと思っていますし、社会へのお返しになれば、という思いもあります。

嫌なことは先にする精神で

会長のモットーを教えてください。

「一歩後退して二歩後退するなかれ」。この言葉をとても大切にしています。誰にでも失敗は当然あるものです。それをバネにし、前に進んで行く。失敗で学んだことを自分のものにし、同じ失敗を二度と繰り返さない――。この気持ちを大切にしながら商売を続けてきたことが、信用につながってきたのかもしれません。若い社員にも守るように伝えています。
もうひとつ大切にしている言葉は「嫌なことは先にしろ」です。たとえば得意先に迷惑をかけてしまった場合など、一刻も早く相手先に出向いておわびし、改善しなくてはなりません。そうでなければ相手の不信感は増幅してしまいます。お叱りを受けるのは嫌なことですが、真っ先にやらなくてはならない大事なことです。
大阪で修業した後、先代と一緒に建設資材販売の会社として当社を起ち上げて以来、こうした思いを大切にしながら、本業一本でやってまいりました。創業当初からの右肩上がりの時代を経て、近隣のプロジェクトが減少するなど苦しい状況の中でも、おかげさまで皆様の信頼を得ながら続けてこられることができました。商売を通して築くことのできた信用は、大切な財産です。今後は、積み重ねてきたものを若い世代へとつないでいきたいと思っています。

では最後に、納税協会の会長としての課題と抱負をお願いします。

やはり会員増強がいちばんの課題です。数は力でもあり、会員数が増えなくてはいろいろな事業も進めていけません。協会を活性化するためにも、まず会員を増やしていきたいと思っています。
現在も、一般納税者の皆様も参加していただける公開講演会を続けていますが、講演会だけでなく、同時に税務研修のような内容も盛り込めないかと考え、たとえば今年度ならマイナンバー制度といった、皆さんが知りたい内容のテーマで研修会を行い、その際に会員拡大も進めていけたらと思っています。
園部では、青年部会でも研修や意見交換の場を設けているほか、女性部会も活発に活動を行っています。女性部会では女性同士で親交を深め、納税協会の活動に理解や協力をいただく場となっています。
こうした活動ももっと広げ、新しい事業にも挑戦していきたいと考えています。自ら動いて汗をかくことはまったく惜しみませんので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

本日はありがとうございました。

(納税月報 2015年9月号より)

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