会長訪問

人の喜ぶ姿が自分の喜びにつながる
地域の活性化を目指して邁進

仕事とボランティアを両輪として

会長の趣味を教えてください。

趣味はボランティアです。若い頃から社会活動や地域のお祭り、ＰＴＡなど、さまざまな分野で活動してきました。きっかけは、自分を磨くために入った青年会議所で社会奉仕に携わったことです。自分に合っていたのでしょうね。活動中は忙しく大変なのですが、催しなどが成功し、最終的に皆さんに喜んでいただけると、心から嬉しさを感じます。皆さんの喜ぶ姿が自分の喜びになるのです。
現在は商工会議所の会頭をさせていただいていることもあり、主に産学官の連携事業に携わっています。冬のフェスティバル「いばらき光の回廊」開催など、大学生も交えて地元の方々と目標に向かって活動するのは楽しいことです。また、こうした仕掛けが街の活性化にもつながるのではないでしょうか。
平成27年にはＪＲ茨木駅前に立命館大学がオープンし、キャンパスの中に商工会議所が入ります。全国でも初めての試みとして注目されるでしょうし、学生や市民など多くの人が集まるようになると期待しています。

ご公務も多くお忙しいと思いますが、気分転換などどのようにされているのですか。

若い人たちと一緒にボランティア活動をすることで、ストレス解消になっているのかもしれません。もちろん経営者としての仕事は重要ですから、ビジネスはビジネスとして切り分けながら、両輪として活動しています。また、多くの活動をしていくには健康が大事ですので、毎朝30分ほど歩くことを日課にしています。

街が変わる今こそチャンス

会長のモットーは何ですか。

「何でもやります」という精神を大事にしています。創業時の包装資材から始まって、さまざまな事業に取り組みながら信頼と評価を得ることができたのも、「何でもやります」の精神で邁進してきたおかげだと思っています。
住宅メーカーさんが成長する時代に壁材を提供するようになり、その際に身に付けたプレカット技術を生かして施工業へと、次々に業務を拡大してまいりました。その都度チャンスを生かすことができたのも、一貫して人材教育も心がけてきたからでしょう。会社の成長を支える人材が備わっていたから、全国展開も可能になり、売上高も創業時の３２０倍まで伸ばすことができたのだと思います。
現在注目されている太陽光発電も、「これからは自然エネルギーの時代」という信念のもとに、早くから取り組み続けてまいりました。おかげさまで、関西地区の住宅用太陽光パネル施工実績No.１を獲得することができました。今後は蓄電池なども含め、未来型産業を目指してまいります。

では最後に、納税協会の会長としての課題と抱負をお願いします。

茨木納税協会は歴史ある団体であり、現在も北摂の広いエリアを管轄しています。私自身、法人として会社を起ち上げて以来、納税協会の一員として励んでまいりました。そして９代目会長に就任した翌年の平成26年には、茨木納税協会創立70周年という節目の年を迎えました。４００名を超える参加者の方々を迎えて記念式典、ジャーナリストの櫻井よしこ氏による講演会及び祝賀会を開催し、会員の皆様にも納税協会の意義を再認識していただくことができたのではないでしょうか。また、青年部会の協力で円滑な運営ができたことにも感謝しています。
茨木納税協会の特色の一つに、青色申告会と税理士会の方たちとの一体感の強さがあります。確定申告時期には、申告会場の誘導から指導まで三位一体となって運営します。こうした協力体制も協会の誇れる面です。
協会の発展には会員増強が欠かせません。そのためには地域の活性化が必要です。街の工場跡地などに大学や物流倉庫が建設され、人が集まる流れが生まれている今こそ大きなチャンスととらえ、活性化に向けて専念してまいりたいと思っています。

本日はありがとうございました。