納税協会では、企業の税務コンプライアンス向上のために、「自主点検チェックシート」を活用した企業による自主点検を推奨しています。 企業を成長させるためには、売上を増やし利益を上げることはもちろんですが、内部統制や経理能力の水準を向上させることも重要な要素です。
・内部統制面や経理面が十分にできている場合には、
(1)入出金が適切に管理されるようになる
(2)内部の不正行為を未然に防止できる
(3)無駄な経費の支出を抑えることができる
など、企業の成長につながることが期待できます。
・一方、不十分な場合には、
(1)入金管理ができていなかったため、売掛金が未回収になる
(2)重要書類を紛失し、悪用される
(3)会社の資産が不明確になり、資金繰りが悪化する
など、経営上の大きな問題を引き起こすこともあります。
企業自らが自主点検することを通じて、内部統制や経理能力の水準が向上すれば適正な申告が図られ、結果として税務調査などで指摘を受ける事項の減少等にもつながります。 納税協会では、日本税理士会連合会と国税庁の協力を得て、多岐にわたる点検項目を簡単にチェックできるよう整理し、「自主点検チェックシート」としてまとめました。
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